建築士を目指している私ですが、本日はこれまでに取得した資格をご紹介しながら現在、どの程度仕事の役に立っているかを振り返ってみたいと思います。
保有資格一覧
現在自分が保有している資格はどれだけあるのか。
30を過ぎるとなんだかんだで保有資格というのは増えていきます。
今の仕事で役に立っているものから、ほとんど役に立っていないものまで、資格の効果は様々です。
現在持っている資格といえば・・・
■現在の仕事に関連するもの
①宅地建物取引士
②測量士
③土地区画整理士
④技術士(1次試験合格)
■現在の仕事に間接的に役立っているもの
①日商簿記検定2級
②普通運転免許
■ほとんど役に立っていないもの
①中型自動二輪免許
②FP3級
③環境社会検定(通称ECO検定)
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宅地建物取引士
一つ目にご紹介するのは宅地建物取引士です。
通称宅建と呼ばれるこちらの資格は、不動産系で最もメジャーな資格でしょう!
私は大学の最終学年で取得しました。私が取得した時には、宅地建物取引”士”ではなく、宅地建物取引”主任者”という名称でしたが、気づいたら士業に昇格していました。笑
この資格は不動産系で働く方はもちろんのこと、建設・建築関連の方や金融関連の方にも幅広くお勧めできる、非常に有用な資格だと考えています。
下記の3つの業務については、宅建士の資格所有者しか行うことができません。
①重要事項の説明
②重要事項説明書への記名・押印
③37条書面(≒契約書)への記名・押印
皆さんが賃貸物件を借りるとき、これまで物件探しを手伝ってくれた担当者が契約の段階でどこかに引っ込んでしまい、代わりに宅建士の資格証を提示しながら書類の説明をしてくれる人が出てきたことはありませんか?
不動産屋のベテラン営業でも宅建資格を持っていない方が時々いて、重要事項の説明の際には代わりに事務所内の資格所有者が説明に出てくるんですね。
宅建業者は事務所内の5人に1人以上の割合で専任の宅建士を置かなくてはいけない決まりがあるため、この点でも非常に重宝される資格です。
不動産業界は人の入れ替わりも多く、宅建資格があれば拾ってくれる会社は非常に多いです。(会社の規模等を選ばなければですが。)
私は現在、ゼネコンの開発部門で働いていますが、ここでも宅建の勉強で得た知識はいまだに役立っています。
なんでもいいから資格を取りたい、とにかく資格を取って正社員になりたいといった方にはまず宅建士を目指すことをお勧めします!
測量士
続いては測量士です。
測量士は土木系の大学や専門大学を出ていれば、実務経験を積んだ後に申請をすれば取れてしまいます。
しかしながら、私は文系出身者なので試験を受験してこの資格を取得しました。
試験で合格するのはなかなか大変です。試験の合格率は10%もなかったような気がします。(記憶違いならすみません。。。)
この資格の効果は正直微妙です。私は前職で測量関連の営業をしていたことがあったので取得しましたが、この資格があるからといって最低限の測量が出来るようになるかと言えば、全くなりません。
測量会社やゼネコンの新入社員で現場で数か月測量をかじった人間のほうが実務は圧倒的に出来るはずです。
手に職をつけようと思って測量士の資格を目指すことは全くお勧めできません。
しかしながら、全く何も知らないよりは当然ましです。私は文系でゼネコンに入り現場経験も皆無なので、現地測量等についてなんとなくのイメージができるのはこの資格のおかげです。
土地区画整理士
出ました。私の本業です。笑
この資格で得た知識が現在私が従事する仕事の中では一番重要になっています。
土地区画整理事業というものは、土地区画整理法という法律によって施行されるものであり、法律的な知識がなければとても事業を進めていくことはできません。
独占業務は一切ないため、この資格がないから土地区画整理事業に関わることが出来ないかといえばそんなことはありませんが、区画整理に携わるのであれば必ず取得しておきたい資格です。
この資格、マイナーな試験なので勉強方法を解説したサイトや参考書がほとんどありません。
私がブログを立ち上げた理由の一つにもなるのですが、自分が苦労した体験を生かし、いずれはこのブログに学習方法や試験の解説をまとめて皆さんの役に立てれば良いなあと思っています。
技術士(一次試験まで)
技術士は今回上げた中では最難関資格になるかと思います。
私は1次試験しか合格していないため、あまり細かいことはお話しできませんが、一次試験だけでも勉強して良かったと思っています。
一次試験については、建設コンサル等に入社したばかりの新入生が大量に受けてほとんど合格するような内容です。
私はバリバリの文系だったので、一次試験の内容でも知らない項目ばかりで非常に勉強になりました。
試験は専門科目だけでなく、基礎科目、適正科目という3分野にわたっており、広く浅く、という言葉がぴったりの内容になっています。
1次試験合格後、2次試験を受けるためには先輩技術士の下で複数年経験を積む必要があるため、私が正式に技術士になれるのはまだまだ先になりそうです。
ゼネコンや建設コンサル業界においては、この資格の保有者数によって入札等が優位になる可能性があるため、業界によっては非常に重要な資格となります。
まとめ
最初に挙げた残りの資格の概要についてもこの記事でまとめて書こうと思ったのですが、文量がだいぶ増えてしまったので今日はここまでにしたいと思います。
今後、土地区画整理士と測量士については試験対策の記事を書きたいと思っています。
参考書や勉強法に関するサイトがほとんど存在しない両資格ですが、試験合格のためのコツは複数あり、初受検・一発合格も十分に可能です。私も独学で両資格とも一発合格出来ました。
この勢いで建築士も狙っていきます!また!!
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